《へなまめ星人の手帖》

henamame.exblog.jp
ブログトップ

2015年 06月 28日 ( 1 )

「ボッティチェリとルネサンス/フィレンツェの富と美」展を観てきました。

d0229251_2283735.jpg

またしても更新が。。。こんな私でも継続的にできる簡単な方法はないものでしょうか☆
こんにちは。へなまめです。

さて。
今日は長いです。


渋谷のbunkamuraザ・ミュージアムで
「ボッティチェリとルネサンス/フィレンツェの富と美」展を観てきました。


私は、10代の頃から画家ボッティチェリが大好きで、
20代の時にイタリアを訪れてフィレンツェへ行きました。

ボッティチェリの絵があるウフィッツィ美術館も行き、
フィレンツェの街の雰囲気も大好きになり、
必ずまたここへ来ようと心に決めて、、、もう何年も、、、まだ行けてません(笑)

今回、日本に絵が来るというので、はやく観に行きたかったのですが、
なかなか都合がつかず、やっとこ行ってきました。ギリギリ☆


ボッティチェリしか頭になかったので、
副題の「フィレンツェの富と美」がすっかり抜け落ちていて、
展示を観てはじめて、ああ、フィレンツェのことの展示でもあるのかと思いました。

当時つくっていた金貨や、
目録、木に皮を貼った貴重品ボックスとか、鍵とか、
いろんなものが展示してあって興味深かったです。

それにしても、メディチ家ってすごかったんだなあ。
その注文によって、いま現在、芸術作品を観ることができるわけですが、
図録みると、どうやら当時最も人気だったボッティチェリの画料は、、、

安かったみたいです。。。

職人のそれと同じ、、、という記述があるけれども、
画料より材料代のほうが高いというのは、どうなの。

私は結構こういうとこ気になってしまうんですよね〜(^^;

材料代も払ってはくれたみたいなのですが、
技術とかを身につけるのに費やした時間もあるわけで、
作る行程とか時間もあるわけで、、、
作業の前にはアイデア出したりラフ作ったりとか見えないけど大事な行程もあるわけで、、、うーん。

作品の入ってる額縁もすごく豪華で、
寝室用の絵とか「こんな凄いの飾るんかい!」と心の中でツッコミ入れました。
ていうか、豪華なの作らせるなら画料ちゃんと払って欲しいわwメディチ家。


メディチ家の衰退とともに、
今度は、とある修道士が「華美はダメ〜」という教えのもと、
芸術品を焼き払ったりしてしまったそうで、
ボッティチェリの作品も焼かれたらしいです。
でも、自ら焼くことはしなかったらしいのが救いですが、
何で焼く必要があるのかと。

べつにいいじゃん、置いとけば。と思いました。
なんだかこの修道士に腹が立ってしまいました。

その修道士を誰かが描いた肖像画もあったのですが、
こころの中で「お前か〜!」と思いながら観てしまった(^^;

ボッティチェリ自身も、その教えに傾倒していき、
それまでの夢見るような作品とは違って、地味目に。。。
顔も長く描かれていて、疲れたような表情の絵に。。。

注文も途絶えてしまい、最期は負債を抱えながら亡くなったとか。。。うーん。

うーん。


とまあ、いろいろ知ってみるとモヤモヤするわけですが、
やっぱ画料安いのはダメだわと思いました(笑)

自分の首どころか、おなじ仕事してる他の人の首も絞めちゃうし、
それじゃ皆、苦しくなってしまいます。

お金のことをいうと汚らしいとか、
そんなことは考えてはいけないと言う人もいますが、
そんなのは嘘だね〜。
無かったら生活していけないもの。

更に、作品作りにおいては、材料も買えないし、
それを作るのに必要なエネルギー、気力体力を養うのに、食べ物とか眠る場所も必要でしょ。
これ最低限。

まったく絵とか芸術というのは、理不尽なことに陥りがちだよな、とか、
いろいろ考えるきっかけとなりました。


展示はすばらしかった。
金貨ほしかった(笑)

「ヴィーナスの誕生」のヴィーナス部分だけの絵もあって、可愛らしかったし、
壁画の「受胎告知」もボッティチェリらしい不思議な雰囲気ですてきでした。

ボッティチェリは、幸せな人生だっただろうかと、ふと思いました。



[PR]
by henamame | 2015-06-28 08:28 | 観に行ってきた | Comments(4)