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《へなまめ星人の手帖》

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ボッティチェリ展を上野で観てきました。

ボッティチェリ展を上野で観てきました。_d0229251_23510043.jpg

上野の東京都美術館で4月3日まで開催中のボッティチェリ展へ行ってきました。

10代の頃から心の師匠と思ってきた憧れのボッティチェリ。
今年は日伊国交樹立150周年記念ということで、
記念に開催されている回顧展だそうです。

本当はもっと早く行って、会期中に何度か足を運べたら。。。と思っていました。
なかなか都合がつかず、展覧会も終わり近いギリギリで、
やっと観ることができました。

さすがにプリマヴェーラやヴィーナスはフィレンツェへ行かないと観ることができませんが、
今回の展示のメイン(なのかな?)の「書物の聖母」は美しくて素晴らしかったです。
後光のあたりの装飾的表現とか、薄く透ける布の感じとか、全体に漂う空気感とか、
さすがです!師匠〜!。。。って感じです。

昨年、メディチ家をテーマとした展示でもボッティチェリの作品はありましたが、
やはりクライアントが金持ちなので豪華だったなあ。。。
。。。と今になって思います。

今回はテーマが全体的に少し地味だったような気もしますが
習作なども近くで観ることができて、嬉しかったです。

素描とか習作って、線を目でなぞっていくように観ていると、、
その人が当時、どんな風に描いていたのかが垣間見えるような気がして、
身近に感じるときがあります。
ちょっと生っぽいので、じっくり見ると面白いですよね。

今回の展示はボッティチェリだけかと思ったら、
師匠のフィリッポ・リッピ、
その息子でボッティチェリの弟子のフィリッピーノ・リッピの作品もけっこうありました。
でも、祭壇画などで、こちらも地味目だったかなあ。

まあ地味地味言ってますけれども、豪華なのがいいわけでも無いので(笑)

前にどこかで観たボッティチェリのフレスコ画「書斎の聖アウグスティヌス」
を再び観れたことが私にとっては一番感激でした。

20代半ばに、イタリアなどヨーロッパの美術館を巡ったことがあり、
イギリスのナショナルギャラリーでその絵を観たと思い込んでいましたが、
ナショナルギャラリー所蔵は別の絵だったようで、
「書斎の聖アウグスティヌス」は、フィレンツェのオニサンティ聖堂所蔵だったのですね。

こうなってくると記憶の曖昧さに、あの頃観たのかどうかも定かでないですが、
絵を前にしていて、
「やあ、また会えたね。こんなに何年も経って会えると思っていなかったよ」
という気持ちが湧いてきて、なんだかとても懐かしかったのです。

ボッティチェリについて語りだすと止まらないので(笑)
このへんで止めておこうと思います。

とにかく、観に行けてよかったです。


そして上野はちょうど満開宣言が出されていたようで、
ものすごい人出でした。
駅を降りたら人が多くて、なんでこんなに多いんじゃ☆
と思っていたら、みんな桜を観に来ていたのねー。
満開宣言出てたの知らなかったよ。
ボッティチェリ展を上野で観てきました。_d0229251_23513148.jpg
この下では大宴会が。

ついでにお花見もちらりとして、
帰ってきて製作中です。

ボッティチェリ展を上野で観てきました。_d0229251_23520008.jpg




by henamame | 2016-04-03 00:58 | 観に行ってきた | Comments(2)
Commented by 茶夢 at 2016-04-04 11:41 x
おお。ワタシは前日、上野でカラヴァッジョ展を観て、チラッとお花見してきた。行動がかぶってる〜w
予想に反してカラヴァッジョは混んでなかったんだけど、花見客がありえないカンジだったわ〜ww

ボッティチェリ師匠からパワーもらってがむばよ〜〜〜。
Commented by henamame at 2016-04-05 15:07
茶夢、そうそう、カラヴァッジョもやってるな〜と思いつつ、時間無いので直行直帰(笑)行動かぶってるねw
花見客の凄さにひるんだけど、美術館の中は激混みではなくて良かったよ。カラヴァッジョもギリギリにならんうちに行こうと思う^^;