4年前の3月11日。東日本大震災。
あと数時間で今日もおわりですが、
今日は1日、あの時を思い出していました。
私は実家の方が東北ではないですが被災した地域です。
様子を観に行っただけではありますが、
地面はグニャグニャと波打ち、砂埃が舞い、液状化で水道管が破裂し、所々水浸しで、
きれいだった街がめちゃくちゃでした。
いまでは舗装されて何事も無かったかのようになりましたが、
大地が大きくゆれると、こんな風になってしまう物かと圧倒された記憶があります。
実家の地域は、地震から1ヶ月くらいで、やっと水道が復旧し、
それまでは給水車か、
公園の破裂した水道の、水が流れ出てできた水たまりから、
水を汲んで生活していたと聞いています。
あのとき「私は絵を描いていて何の役に立つのだろう」と思いました。
何の役にも立たない、と思いました。
無力さを感じました。
それでも私は絵を描いていて、
なにが出来るのかもわからず、いまに至ります。
きっとそれは私が生きているということの表現であって、
それを観て頂くということも、観ているということも、
生きているということの表現なのかもしれないと、
今は思います。
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